“ 松本 まりか ” MARIKA MATSUMOTO
“時計が紡ぐ物語の一瞬一瞬を大切に生きる”
これまで、私には“本物”はまだ早いと感じていました。伝統と熟練の技巧が織り成す時計やジュエリーの品格に、未熟な自分が相応しいとは思えなかったからです。でも、最近はその気持ちに変化が生じていて、少し前に初めて自分でハイブランドのバッグを買いました。友人への贈り物を探していた時に一目惚れしたんですが、手に取るとすごく心がときめいたし、背中を押してくれるようなパワーを感じたんです。
時計にも憧れがあります。時計は人生の時間を意識させてくれるもの。毎日忙しくしていると時の流れに無頓着になりがちだけど、今という瞬間を大切にして生きたほうが人生はずっと豊かになると思うんです。上質な時計は伝統があるぶん、時の価値をより強く教えてくれる。
カルティエの時計は機能性だけでなく、洗練されたデザイン性の高さも魅力ですよね。「ベニュワール」はとてもシンプルでクラシカルだけど、プラムカラーの色味が大人っぽくて素敵。
Cartier
大人の魅力を引き出す艶めくプラムカラー
ベニュワール
手首に寄り添うようなやわらかな曲線美に、女性らしい包容力と気品が漂う「ベニュワール」。針とロゴマークだけのミニマリズムを追求した文字盤は、しっとりとした艶が魅惑的な深いプラムカラー。同色のストラップはエレガントなサテン仕上げで、フォーマルシーンからワーキングシーンまであらゆる場面に彩りを添える新作モデル。クォーツ。18KYGケース。カーフスキンストラップ。ケースサイズ24.6mm×18.7mm。122万7600円。 ㉄カルティエ カスタマー サービスセンター☎0120-1847-00
「パンテール ドゥ カルティエ」は大きめのフェイスにジェンダーを超えたかっこよさを感じます。時計から発せられるカルティエの世界観に、役者としての感性が刺激されました。
私は15歳の時にデビューしました。でも、お芝居が好きな気持ちとは裏腹にオーディションに落ち続ける日々。演技力も人間力もないからだと悩み、鍛錬を重ねるなか、18年目の時に出演したドラマ『ホリデイラブ』の反響でお仕事をいただくようになりました。それまで以上に演技に没頭し、たくさんのことを吸収してきたけれど、30代最後の年になって「自分は何のためにお芝居をしているのか」と立ち止まった。
そして、「観ている人を幸せにする」ことが自分の使命であり、社会に貢献することなんだと気づいたのです。その気持ちが言語化できた瞬間、ちゃんと自分の足で立てている感じがして、本物を身に着けても許される気がした。心を動かす役、記憶に残る作品に取り組んでいくことが私の喜びであり、幸せ。そんな時を紡いでいく時計に出会いたいと思っています。
Cartier
凛とした気品をしなやかにまとう
パンテール ドゥ カルティエ
フランス語で豹を意味する「パンテール」は、メゾンを象徴する動物。スクエアのケースに5連リンクのブレスレットを合わせたしなやかなフォルムが、強く気高いパンテールの姿を思わせる。新たに登場したLM(ラージサイズ)モデルは、洗練されたデザインはそのままにサイズを大きくした、クールな存在感を放つジェンダーレスなウォッチ。クォーツ。SSケース&ブレスレット。ケースサイズ42mm×31mm。89万6500円。 ㉄カルティエ カスタマー サービスセンター☎0120-1847-00