HARRY WINSTON 夢の世界へと誘う変幻自在なジュエリーウォッチ
舞踏会の衣ずれの音が聞こえてきそうなほど、エレガントでドラマティック。そんな目にするだけで高揚感を覚えるタイムピースが、ハリー・ウィンストンの「エメラルド・シグネチャー」だ。
このコレクションの最大の魅力は、創始者ハリー・ウィンストンが最も愛した宝石の形であるエメラルドカットを象ったケース。これほど、気品あふれるフォルムのケースはないだろう。そして、上蓋をスライドさせて時刻を確認するというシークレットウォッチというスタイルが、仕草を優雅に見せてくれる。
さらに、4通りの着け方を楽しめるというのが特別だ。通常はサテンストラップで腕時計に。腕時計としては、付属している幅広いサテン素材のリボン型カフにストラップを通して着用することもできる。他に、チェーンも付属するのでペンダントとしても装える。
ストラップを外せばブローチとして、ジャケットなどのアクセントにすることも可能だ。このトランスフォームするスタイルを生み出せるのは、歴史あるハイジュエラーである証のようなもの。かつて、特別な淑女のために、何通りかの装い方ができるハイジュエリーを創作する文化があった。
それを知る真のハイジュエラーだからこそ、生み出せたジュエリーウォッチなのだ。
2014年にダイヤモンドがあしらわれたファーストモデルが発表されて以来、ラグジュアリーを愛する女性たちの憧れを誘ってきた、このタイムピース。この度、ブランドカラーであるブルーを纏った新たなバリエーションがお目見えした。
“キング・オブ・ダイヤモンド”の極上の煌めきと、ブルーサファイアの高貴な輝き、文字盤のマザー・オブ・パールの光彩が織りなす光の舞踏が目を楽しませてくれる。
もしも、現代のシンデレラストーリーがあるなら、ガラスの靴の代わりに、この時計が似合う女性がプリンセスに選ばれるのではないだろうか。そんな夢の世界へと心を運んでくれる一本だ。
エメラルド・シグネチャー
通常は、上の写真のように上蓋を閉じてブレスレットのように着用する。スライドさせると文字盤が現れる仕組み。付属のチェーンをつければペンダントとしても着けられる。クォーツ。18KWGケース。サテンストラップ。ケースサイズ縦27×横24mm。643万5000円。問ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーションTel.0120-346-376
Photographs:Hisashi Wadano
2021年11月『HORLOGERIE』本誌より引用(転載)