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HUBLOT 先進と伝統をフュージョンするスポーティなトノーウォッチ

アート・オブ・フュージョン(異なる素材やアイデアの融合)」は時計作りにおけるウブロのメインテーマであり、ブランドの核になる製品コンセプトだ。

だが人気コレクション「ビッグ・バン」や「クラシック・フュージョン」の限定モデルに目を奪われると、その実践はケースや文字盤など外装だけのように見える。実際、こうしたモデルのほとんどはムーブメントに同じものを採用している。

しかしウブロは今ではスイス時計界でもトップクラスのマニュファクチュール。素材開発ばかりでなくメカニズムの開発においてもトップクラスの技術力を持ち、毎年、愛好家垂涎の斬新なコンプリケーションモデルを開発し発売している。

表紙の時計「スピリット オブ ビッグ・バン トゥールビヨン カーボンブルー」は、そんな“マニュファクチュール・ウブロ”の実力が遺憾なく発揮された新作ウォッチだ。文字盤側からもケースバックからもそのメカニズムや動きをいつでも鑑賞できるスケルトン構造、しかも約5日間パワーリザーブのロングリザーブ性能を備えたトゥールビヨンムーブメント「HUB6020」を搭載する。

ブルーマーブル調のカーボンケースは、超軽量で頑強なカーボンとブルーの複合素材を混ぜて加熱圧縮したフォージドカーボン系の新素材をトノー型に成型したもの。

新ムーブメントはそのトノー型ケース用に開発されたもので、文字盤には6時位置に1分間で1回転し、地球の重力を相殺して優れた時間精度を実現するトゥールビヨン機構、3時位置にオフセット配置された時分針、8時位置にパワーリザーブインジケーターがレイアウトされる。

トゥールビヨンというクラシックな機能に、モダンなスケルトン仕様の仕上げと、さらに最先端のカーボン素材との組み合わせ。クラシックとモダン、ドレッシーでスポーティを同時に成立させたこの時計は、まさに「アート・オブ・フュージョン」のウブロの世界観を表現している。
伝統に縛られない“現代の挑戦者”。その腕にこれほど似合う複雑時計はない。

スピリット オブ ビッグ・バントゥールビヨン カーボンブルー

ウブロが独自の素材技術に加え、卓越した機械式時計技術を惜しみなく注いで完成させたトゥールビヨンウォッチ。ケースバックはフレーム状のブリッジで輪列をつなげ、スポーティなデザインのシースルーバックに仕上げた。マーブル調のカーボンケースは黒地にブルーが混ざる今までにない独特な質感を表現。ラバーストラップにはワンタッチで交換できる「ワンクリックシステム」を採用。約5日間ロングリザーブ。世界限定100本。手巻き。カーボンファイバー×ブルーコンポジットケース&ベゼル。ケースサイズ42mm。LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ 問03-5635-7055

Photographs:Hisashi Wadano
Text:Yasuhito Shibuya

2019年9月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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