BOOK もしもあの時、麦があの本を読んで何かを感じていたのなら/『茄子... 2021年になって最初に映画館で観た映画は、坂元裕二脚本・土井裕泰監督の『花束みたいな恋をした』だった。 菅田将暉がむかしからず... 2021.03.01
BOOK 宇佐見りん『かか』『推し、燃ゆ』書評:彼女たちによる彼女たち自身の生... 高橋たか子にはストレートにシスターフッドものといえるであろう「共生空間」のような作品もあるが、他の多くは自身のミソジニーのユニ... 2021.02.01
BOOK 餅井アンナ『へんしん不要』書評:ご自愛のままに、これだけで十分なのに 打たれ弱いぶんだけ打たれ強い。と、むかしから自分に対して思っていたのだけれど、ここ数年でちょっとその様子が変わってきた。 20代... 2020.11.30
BOOK 早助よう子『恋する少年十字軍』書評:想像の泡が着地する時 白昼夢と名づければ大げさだけれども、たとえば歩いている時や何か作業をしている時にふと、小さな想像が生まれ出でて宙に浮かび、それに... 2020.09.29
BOOK こだま『ここは、おしまいの地』:彼女の抜け殻を拾いあげること 本という存在を神格化する人がとても多い気がする。と、むかしから思っている。 もとを辿れば古代エジプトの文字が書かれたパピルス紙だ... 2020.08.18