• HOME
  • ブログ
  • WATCH
  • PHILLIPS 時計コレクター垂涎!11月29日・30日開催 秋の香港オークション 注目ピース

PHILLIPS 時計コレクター垂涎!11月29日・30日開催 秋の香港オークション 注目ピース

時計コレクターが、今最も熱い視線を注ぐのがオークションハウス「フィリップス」の香港時計オークションだ。2014年以来、独占的にパートナーシップを結ぶ、世界最高の時計オークショニアとして名高いオーレル・バックス氏が率いるバックス&ルッソ協力のもと行われるものだ。

毎回、数々の記録を塗り替えており、2021年6月に開催された第12回のセールでは、アジアのオークションハウス初となる出品ロットが完売する“ホワイトグローブ”を達成。第14回となる、この春のセールでは、複数のオーナーによる出品で開催されたアジアのオークションで最高額をたたき出した。

その伝説のオークションが、来たる11月29日、30日に香港のJWマリオットホテルで第15回を開催。出品数は260を超える予定で、注目株の1953年製「パテック フィリップ Ref.2499」の初期イエローゴールドモデルをはじめ、カルティエやオーデマ ピゲなどの名門ブランドから独立時計師の名品まで顔を揃えるので見逃せない。

一番の注目株となる
1953年製パテック フィリップ Ref.2499 イエローゴールドモデル

時計愛好家から絶大なる人気を集める「パテック フィリップ Ref.2499」。パテック フィリップが2番目に制作したパーペチュアル カレンダー クロノグラフである。限られた本数しか制作されなかったこともあり神話的な位置を占めている。落札予想価格780万〜1560万香港ドル(10/26の為替でおよそ1億4700万〜2億9400万円)

今、世界が熱い視線を送る日本コレクターから出品された独立時計師の逸品

高い審美眼で集められたものが多く、保存状態がよいものが多いため、オークションの世界では、日本人コレクターの出品は注目が集まる。今回、日本人コレクターのものは独立時計師の2作品である。

フランスの生きる伝説と呼ばれるフィリップ・デュフォー2007年製シンプリシティ
文字通りシンプルな3針にクラシカルな装飾を施した「シンプリシティ」。部品の制作から仕上げ、組み立てまですべてを手作業で行うため、年間わずか10本ほどしか作ることができないともいわれている。予想落札価格160万〜320万香港ドル(10/26の為替でおよそ3500万〜6320万円)

初のトゥールビヨン懐中時計製作30周年を祝うF.P.ジュルヌの2013年製トゥールビヨン アニバーサリー ヒストリーク T30
1983年、ジュルヌ氏が5年かけてたった一人で完成させたトゥールビヨン懐中時計。30周年記念に、それを腕時計で再現し、友人と重要な顧客のために99ピースだけ制作したモデルがこちら。懐中時計を踏襲するハンター式のケースバックも特徴的だ。予想落札価格118万〜240万香港ドル(10/26の為替でおよそ2224万〜4523万円)

2022年11月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。