CORUMほど“ワクワクする”時計はない。

1955年に始まる“比類なき革新”の歴史。

誰が見てもハッとする。一度、目にしたら忘れられない、美しく独創的なデザインの時計といえばスイスのCORUM（コルム）。1955年に始まるその歴史は、いつも“勇気ある挑戦”の歴史であり、その製品は創業以来、常に世界の注目の的です。

創業者ルネ・ヴァンヴァルドの「冒険」は1955年から始まりました。世界的な時計ブランドで数々の成功を収めた彼は、時計師の叔父夫妻とともに、19世紀からスイス時計産業の中心地ラ・ショー・ド・フォンに自身の工房を設立し、独自の時計作りをスタートさせます。

ブランド名のCORUMは、彼がお気に入りだった「裁判を行うために最低限必要な判事の数」を意味する15世紀のラテン語「quorum」の音を英語のスペルに置き換えたもの。「勇気を持って常に挑戦を忘れない」という意味が込められたブランドのロゴマーク「空を指す、未来を拓く鍵」とともに、「少数精鋭で妥協なく未来の時計作りを目指そう」という創業者ヴァンヴァルドの姿勢が込められています。

時計界の常識にとらわれない。常に勇気を持って大胆に、美しく魅力的な時計作りに挑戦する。ヴァンヴァルドが率いるコルムは創業当初から、歴史に残る、今も作り続けられるアイコニックな名作時計を続々と世に送り出しました。

円筒形ケースの「ゴールデンチューブ」（1957）、中国の人が被る独特な形の帽子をモチーフにした「チャイニーズ・ハット」（1958）。そして、スクエアケースでありながら高い防水性を実現した「アドミラルズ・カップ」（1960）。アメリカの国鳥であるイーグルが刻印された、有名なアメリカの20ドル金貨の中に超薄型ムーブメントを収めた「コインウォッチ」（1964）。世界で初めて、文字盤ではなくベゼルにインデックスを刻印した「ロムルス」（1966）。美しい鳥の羽根を文字盤に使った「フェザーウォッチ」（1970）。

おそらく時計界で初の自動車ブランドとのコラボレーションモデル「ロールス・ロイス ウォッチ」（1976）。そして1980年には独立時計師協会の重鎮ヴィンセント・カラブレーゼとのコラボレーションで、独自開発の縦型機械式ムーブメントを搭載した独創的なスケルトンウォッチ「ゴールデンブリッジ」の初代モデルが登場します。

1983年には、コルムの名を時計好きばかりでなく一般の人に知られるきっかけとなる最高のアイコンモデルが誕生します。1960年に発売した、著名なヨットレースの名を冠した防水時計の新世代モデル「アドミラルズ・カップ」です。日本では現在「アドミラル」の名で発売されているこのコレクションは、12角形ケースと海で船舶が使う色鮮やかな国際信号旗をアワーインデックスに採用、マリンルックに完璧にフィットするエレガントなスポーツモデルとして日本をはじめ世界中で大人気を博しました。

さらにコルムは、ウォッチメイキングの最高峰に位置する複雑時計という新たな挑戦に挑みます。1989年にはパーペチュアルカレンダークロノグラフモデルとセミパーペチュアルカレンダー・クロノグラフモデルを、1992年には世界25本限定で、音で時刻を知らせるミニッツリピーターモデルを発売しました。

そして世界的に時計ブームが盛り上がる中の2000年、コルムの人気をさらに決定的にする、大胆不敵でユニークで魅力的なモデルが誕生します。風防に球形のサファイアクリスタルを採用した「バブル」です。腕に着けたときの圧倒的な存在感と、アートでアイコニックなモチーフの文字盤で、このモデルはファッションアイテムとしても高い評価を得ました。なかでもスカル（骸骨）モチーフのモデルは圧倒的な人気に。なお、この「バブル」は2016年に待望の復活を遂げ、ブランドのアイコンとして世界中で愛されています。

その後も、コルムの「比類なき革新」は続きます。2006年には「アドミラル」が現在の、より洗練されたデザインに。さらに2009年には「ゴールデンブリッジ」に続く2つ目の自社製スケルトンムーブメントを搭載したモデルを発表。

2010年代に入ると、コルムはウォッチメイキングのさらなる高み、複雑時計の世界でもエポックメイキングなモデルを展開します。2011年にはアイコンモデルの「ゴールデンブリッジ」に初の自動巻きモデルが発表され、時計愛好家の間でも高い評価を得ています。2012年にはひさびさ、20年ぶりに複雑時計の最高峰・ミニッツリピーターモデル、2015年には「アドミラル」からフライング・トゥールビヨンモデル。2018年には現代建築を彷彿させる大胆なデザインの自社製スケルトンムーブメントを搭載した「LAB 01」モデルが誕生。2019年には「アドミラル」のスケルトン・トゥールビヨンモデルが登場。

常に勇気を持って大胆に「ひと目見ただけでワクワクする」美しく魅力的な時計作りに挑戦する。これが、創業者ルネ・ヴァンヴァルドの打ち立てた「コルムの時計作りの哲学」。

この哲学は、創業からまもなく70年を迎えるいまも受け継がれ、さらに進化を続けています。コルムの「比類なき革新」は今も続いているのです。

WEBサイト：CORUM 公式サイト