無理をしなくても手に入る、人生の記念にぴったりの、素敵なデザインの時計アバウト・ヴィンテージ

About Vintageのファーストモデル「1564 クロノグラフ CONCINNUS」。1844や1815といった人気のクロノグラフモデルは、このデザインの魂を引き継いでいます。
いまは誰もがスマートフォンを必ず持ち歩く時代。そしてスマートフォンの画面には、いつも現在時刻が表示されている。だから、時計が「時を知る道具」であったのは昔の話。つまり時計は服や靴や帽子と同じように、それは身に着ける人の価値観やライフスタイルをさりげなく表現する、アピールするファッションアイテム。あなたがどんな人なのか。どんなスタイル、テイストが好みなのか。デザインを通じて表現する。これがいま、多くの人が時計に求めていること。
ところであなたは時計がお好きだろうか? 世界的なデザイナーの最新ファッションのように「とにかく最先端の時計を身に着けて、時代の先を行きたい」や、「遠くからでも目立つ、とにかくインパクトのある時計で自分をアピールしたい」という人もいるはず。しかし、そういう人はどちらかといえば少数派だろう。
いま、お洒落な人が時計に求めているのは、ファッションの世界のクラシックスーツのような、懐かしくも上品な雰囲気のようだ。悪目立ちせず、流行り廃りを機にせずに、時代を超えた魅力がある、ちょっと“ヴィンテージ感”がある、ちょっと懐かしくてホッとする感覚のもの。若者を中心に、じわじわと、でも確実に広がっている古着ブームのように。
そして古着のような“味のある”ヴィンテージウォッチに魅力を感じている人も、きっと少なからずいらっしゃるはず。でも、本物のヴィンテージウォッチはとても高価だし、希少だから手に入れるのも難しい。それに、時計のプロの目からは、コレクター以外にはおすすめできない。なぜなら本物のヴィンテージウォッチは、ふだん気軽に着けられるものではないから。
その理由は防水性の問題。たとえば今のほとんどの時計は、手を洗う時にわざわざ外す必要はない。なぜならそのくらいの防水性は、どんな時計にも備わっているから。ふだん普通に使っている限り、たとえば多少水しぶきがかかっても何の問題もない。リュウズを引いたままにしない限り、時計の内部に水や水蒸気が侵入して壊れるという心配はない。
でもヴィンテージウォッチはそうじゃない。水しぶきがかかった程度でも、それが大きなダメージになる。すぐに、ではなくてもじわじわと、時計の内部に侵入した水や水分が原因で内部の機械や電子回路が壊れて、やがて止まって壊れてしまう。だから、いつも気軽に着けることはできない。使うときは、それなりに注意が必要だ。
そこで注目したいのが、そんなヴィンテージウォッチのテイストを手軽な価格で楽しめる北欧発の新進ブランド、2014年にデンマークのコペンハーゲンで誕生した「About Vintage(アバウト・ヴィンテージ)」の、どこか懐かしい、ヴィンテージ感た漂う時計たち。
創業者はトーマス・アンダーセンとセバスチャン・スカイムという時計愛好家のふたり。幼馴染だった彼らは「時を刻む時計は、ファッションアイテムの中でも特別なもの。人生の特別な時の記念にはぴったり」だと、ずっと思っていたという。だが「今の時計はあまりに高価過ぎる」とも思っていた。そしてふたりは、この想いからふたりで時計ブランドを立ち上げることにした。それが「アバウト・ヴィンテージ」だ。
「過去のクラシックなデザインへの敬意を払いながら、人生の記念にふさわしい良質な時計を、無理なく手の届く価格で実現する」これが彼らのビジョンだった。
「アバウト・ヴィンテージ」と名付けたのは、ふたりが敬愛するヴィンテージウォッチ。そのどこか懐かしく風格ある、シンプルでエレガントな雰囲気を実現したかったからだ、技術が進化した今なら、昔よりもずっと手頃な価格で、精度も信頼性も品質も高い時計を無理なく作ることができる。彼らはヴィンテージウォッチのもつ魅力を、現代のクォーツ&機械式ムーブメントを使って、気軽に楽しめるようにしたのだ。
メンズ、レディス、そして子ども用まで。製品のジャンルはスタンダードな3針モデルからクロノグラフ、GMT(デュアルタイム)ウォッチ、さらにダイバーズまで多彩な展開。手の届く価格を実現するためにクォーツ式が多いが、中には機械式モデルもある。どちらもムーブメントは世界的に定評のある日本製やスイス製だ。そしてケースには316Lステンレス、風防にはサファイアクリスタルを使うなど、高級時計と変わらぬ素材で上質さを追求している。
そして興味深いのが製品のネーミング。コラボレーションモデルの一部を除けば、基本的には製品名の冒頭に「年号」が付けられている。これは彼らがこのモデルを企画&開発する際に彼らが参考にした、敬愛するアンティークモデルの誕生した年。つまり、それぞれのコレクションに、それぞれ固有のストーリーがある。

1815 クロノグラフ
たとえばレトロでミニマルな文字盤デザインが特徴の、ブランドを一躍有名にしたアイコンモデルのひとつ「1815 クロノグラフ」。このモデル名は、世界で始めて腕時計クロノグラフが発明された1815年に由来する。

1926 オートマティック
また機械式の自動巻きモデル「1926 オートマティック」は、自動巻き時計が初めて市場に登場した1926年に敬意を表したもの。ケースはシースルーバック仕様で、ケース裏からムーブメントの動きを楽しむことができる。

1969 ヴィンテージ
そして「1969 ヴィンテージ」は、クォーツ時計が初めて登場した年にちなんで命名されたモデル。クラシックなデザインとモダンな機能性が融合したデザインで、クォーツムーブメントの正確さと手頃な価格が魅力。
こうしたコレクションはどれも「タイムレス」なデザインで、トレンドに左右されることなく、長く愛用できること間違いなし。また、環境意識の高い北欧発のブランドらしく、サステナビリティにも力を入れており、一部のモデルではリサイクル素材を積極的に採用。さらに売り上げの一部を環境保護団体に寄付するなど、社会貢献活動を積極的に行っている。
人生の記念に、いつまでも飽きの来ない、長く愛用できる素敵なデザインの良い時計が1本欲しい。でも無理はしたくない。もしあなたがそんな時計を探しているなら、一度「アバウト・ヴィンテージ」のウォッチコレクションをチェックしてみてはいかがでしょうか?きっとお気に入りの一本が見つかるはずです。