【藤崎聡子の一品×逸品ワイン】香りを紐解き 味わいへ繋げる
カツオの刺身 初カツオは春、戻りカツオは秋。同じ魚とは思えない味わいの違いがある。秋のカツオは旨みがのった香りと脂のノリを意識してショウガ醤油でシンプルに。
秋到来!食と酒の美味なるペアリングは広がる香りに注目
あっという間に1年が過ぎ、また美味しいものがあふれる秋の季節になりました。今や世界の気候変化で季節を感じるというよりは一年中楽しめる、というフレーズを耳にすることも多いと思います。それはそれで魅力的ですが、やはり日本には四季がありそれぞれを体感できる精神も受け継がれていると思うのです。今回はその精神=エスプリ=を紐解くことができるアイテムをご紹介します。美味しい香りを想像するともっと魅力が広がることでしょう。
日本ワインのパイオニア・登美の丘。2023年9月に新しいヴィンテージが登場します。品種は甲州。日本ならではのブドウであり、作り手によって香りの表現が全く変わります。「香りを楽しむ」ことでその個性が明確に見えてきます。同じブドウ品種でもブドウのポテンシャルでここまで違いが出るのかと驚くことでしょう。
日本のクラフトマンシップはここまできた、と世界から評価されているのがジン。日本ならではの食材を用いて複雑な香りを見事に調和させたものが続々登場しています。これはまずそのままで「香りをかぎ分ける」面白さを感じてください。とても分かりやすいテイスティングですね。ジンの魅力は無限大に広がっています。
世界が追随している日本ビール。やはりこれは麦芽の質と水の関係によるものではないでしょうか。「閉じ込めた香り」を一気に開くことができるのもキメの細かい泡立ちのおかげ。香りを味わうビール、世界でも類を見ないと思います。三種三様、日本ならではの香りを尊重している。技術力の賜物ですね。

もう一口欲しくなる軽やかな口当たりはクセになる
素材のこだわりは言うまでもなく口当たりの軽やかさ、全体のバランス、余韻の長さをまとめ上げた味わい。グラスに注がれる香りは麦芽の美味しさが凝縮されている。料理は明確な香りのあるものがお勧め。ビールが美味しさを支えてくれる。「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉香るエール」500ml(350mlもあり)ともにオープン価格㉄サントリーお客様センター

日本ワインの味わいは甲州種の個性を知ることで始まる
山梨県で栽培されている甲州種100%の白ワイン。柑橘系のさわやかな香りを主体に果実の甘さ、優しい酸味がまとまっている。冷やしめでスタート、温度が上がってくると芳醇な香りが漂ってくるのも特徴的。揚げ物との相性は抜群。すっきりとした余韻に旨みが宿っている。「SUNTORY FROM FARM 登美の丘 甲州 2021」750ml オープン価格㉄サントリーお客様センター

二口めまでストレートレパートリーにはソーダ割りがお約束
ファーストアタックに柚子、そして山椒。セカンドに表れてくるのが煎茶、玉露。ここで一口。華に抜ける香りに桜花、そして桜の葉。立体的に味わえる日本を代表するクラフトジン。ボトルのエッチングもそれぞれの素材がモチーフ。ギフトにも最適。「ジャパニーズクラフトジンROKU」700ml(200mlもあり) 4400円㉄サントリーお客様センター
Information Contact
サントリーお客様センター
ワイン Tel.0120-139-380
ワイン以外 Tel.0120-139-310
ワイン専門誌を創刊、編集と広告マーケティングを兼任後独立。男性ファッション誌を中心にワインと料理のペアリング、レストラン紹介などを執筆。世界的なワイン漫画『神の雫』でもコラムを連載。レストランプロデュース、ワインリスト制作も手がける。ジャーナリスト最年少でオフィシエ・ド・シャンパーニュ叙任。
2023年9月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

