HG TOPICS Vol.16
PANERAI
アメリカズカップの盛り上がりで、ヨットモデルが流行の兆し!
今年はレガッタモデルが大流行しそうだ。理由は第35回アメリカズカップの本戦が、6月に開催されるから。「海のF1」ともいわれるこの世界最高のヨットレースは、ディフェンディングチャンピオン「オラクル・チームUSA」に予選・選抜・決定レースを勝ち抜いた1チームが、バミューダで開催される本戦で挑戦する。
パネライはこの第35回アメリカズカップのオフィシャルパートナーとして、オフィシャルウォッチを発表。またオラクル・チームUSAとソフトバンク・チーム・ジャパンの個別のオフィシャルパートナーでもあり、同じくオフィシャルモデルを発表した。
さらにユリス・ナルダンやオメガもサポートしているチームのオフィシャルモデルの発表を予定している。このレガッタウォッチのブームに乗り遅れるな!
ルミノール マリーナ 1950 ソフトバンク・チーム・ジャパン スリーデイズ オートマティック アッチャイオ -44mm(上)
ルミノール 1950 オラクル・チームUSA スリーデイズ クロノ フライバック オートマティック チェラミカ-44mm(下)
パネライが製作したアメリカズカップ参加チームのオフィシャルウォッチ。ケース裏にはチームの公式ロゴとヨットのレリーフが刻まれる。限定数はソフトバンク・チーム・ジャパンが150本。オラクル・チームUSAが200本。オフィチーネ パネライ問0120-18-7110
FRANCK MULLER
ウォッチランド25周年を飾るアニバーサリーモデルが登場。
990年代から全世界を席巻した機械式時計ブーム。この象徴ともいえる時計師ブランド、フランク ミュラーが今年、1992年の創立から記念すべき25周年を迎えた。
これを記念してフランク ミュラー ウォッチランド グループは、ジュネーブ郊外・ジェントーのシャトー内に、スイスの伝統的な建築様式を採り入れた「グラン マラニー」を建設。そして1月16日から19日まで、グループの新作展示会「WPHH」をここで開催。
これに加えて世界各国からVIPを招いて贅沢なガラ・パーティも行われた。さらにアニバーサリーモデルも発表した。1990年代から改めて時計産業の歩みを振り返ってみても、時計師フランク ミュラーの活躍と自身のブランド設立ほど、スイスの時計業界全体に大きな刺激を与えた出来事はない。
懐中時計時代の機能をはるかに超えた今日の革新的で芸術的な複雑時計の多くも、フランク ミュラーが創立されなければ存在しなかったはず。フランク ミュラーという存在の偉大さ、時計界に与えた影響と業績の大きさを、改めて再認識せずにはいられない。
トノウ カーベックス™25周年アニバーサリー
美しい3次元フォルムでブランド人気を決定付けたトノウ カーベックスの25周年記念モデル。ベゼル部分にもビザン数字を浮き彫りした上でセラミックをコーティング。6時位置にも記念ロゴをセット。自動巻き。18KWGケース。ケースサイズ55.5×39.5mm。フランク ミュラー問03-3549-1949
Text:Yasuhito Shibuya
2017年3月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)