Flora HOMME Vol.18

繊細なパーツによって構築された機能美と、自然がもたらす有機的な美の邂逅。咲き乱れる花に埋もれる、旬な時計の一瞬の美を切り取ります。

JAEGER-LECOULTRE

マスター・ウルトラスリム・リザーブ・ド・マルシェ (左)

マスターシリーズの顔であるパワーリザーブモデルが、スリムケースを纏ってモデルチェンジを果たした。ケース径はそのままで、端正なラインが際立つデザインとなっている。パワーリザーブ表示のほかに、ポインターデイト表示に十字ラインの入ったスモールセコンドを搭載。新色のアズライトが腕元を鮮やかに彩ってくれる。自動巻き。SSケース。ケース径39mm。98万8200円。ジャガー・ルクルト 問0120-79-1833

VACHERON CONSTANTIN

パトリモニー・ムーンフェイズ&レトログラード・デイト (右)

29.5日に1日の誤差が一般的な月齢表示を、122年に1日までに高めたムーンフェイズを搭載。半円状のデイト表示は31まで達すると1にジャンプして戻るレトログラード式を採用する。これらの操作はリューズひとつでできる。秒針もないので、端正なデザインにゆったりとした時間が感じられる1本だ。ムーンフェイズの29の表示は月齢日数を示している。自動巻き。18KWGケース。ケース径42.5mm。491万4000円。ヴァシュロン・コンスタンタン 問0120-63-1755

PANERAI

ルミノール サブマーシブル 1950 3デイズ アマグネティック オートマティック チタニオ-47mm (左)

国際基準の8倍にもなる4万A/m(アンペア/メートル)を実現したアンチマグネティック仕様の新作。磁気から保護するために軟鉄製インナーケースを収められていることから、どうしてもケースに厚みがでてしまうが、最新の薄型自動巻きキャリバーP.9010を採用し、約2mm薄くすることに成功している。ベゼルにはセラミックリングを採用。自動巻き。TIケース。ケース径47mm。124万2000円。オフィチーネ パネライ 問0120-18-7110

GIRARD-PERREGAUX

ロレアート 42mm (右)

1975年に誕生のロレアートが、昨年創業225周年の限定復刻モデルを経てレギュラー化。歴史的建造物の構造から着想を得て誕生した八角形ベゼルとブレスレット一体化ケースの基本デザインは、今なお色あせない。現代版では緻密なクルー・ド・パリが文字盤に施され、エッジの際立った八角形ベゼルなど、ディテールにより磨きがかけられている。自動巻き。SSケース。ケース径42mm。128万5200円。ソーウインド ジャパン 問03-5211-1791

PhotographsNoboru Kurimura

2017年9月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。