Fantastic Times of the Dress Up Season

街に煌びやかなイルミネーションが灯りだす季節……華やかな衣装を身に着けて、悦楽のひとときを迎える瞬間だ。男にとって腕時計はドレスアップに、最良のアクセサリー。これからはじまる特別なシーンには、気分を盛り上げる腕時計は欠かせない。男を引き立てる洗練されたタイムピースを身に着けて、素晴らしいひとときを楽しみたい。

ROLEX

チェリーニ タイム(50705 RBR)

プロフェッショナルモデルの人気が高いロレックスのなかで、優雅なデザインがひと際目立つ「チェリーニ」。このシリーズに昨年加わった3針モデルは、必要最小限の機能しか持たない、基本時計のスタイルを踏襲したもの。今年の新作はベゼルにダイヤモンドをあしらうことで、格調高い雰囲気がグッと強まり、機能と装飾の両面で、不変の価値を感じさせる。自動巻き。エバーRGケース。ケース径39㎜。問/日本ロレックス 03-3216-5671

煌めく季節のなかで胸が熱くトキメクストーリーがはじまる

BREGUET

ブレゲ クラシック5177(左)

歴史に名を残す、天才時計師“ブレゲ”の魂を受け継いだブランドが手掛けた1本らしく、気品に満ちたクラシックな意匠が目を引く。しかし内部には、シリコン素材のアンクルやヒゲゼンマイが使われ、現代的な技術との融合も図られている。機械式時計の伝統を守りつつ、新たな技術を模索し続けるブレゲの“今”を象徴するタイムピースだ。自動巻き。RGケース。ケース径38㎜。問/ブレゲ 03-6254-7211

VACHERON CONSTANTIN

パトリモニー18Kピンクゴールド(右)

完璧な円、無駄のない美しさ、そして調和の取れたプロポーション……。「パトリモニー」は、1957年発表のヴァシュロン・コンスタンタンのモデルに着想を得て作られた1本で、腕時計としての限りなく純粋なスタイルを具現化したもの。一度手にすれば、シンプルさのなかにある計算し尽くされた美しさを感じ取れる。手巻き。PGケース。ケース径40㎜。問/ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755

秒針が奏でる音が喜びの前に心を落ち着かせる

A.LANGE&SÖHNE

グランド・ランゲ1

ブランド復活のきっかけとなった「ランゲ1」は、今ではA.ランゲ&ゾーネの顔ともいえるモデルだ。ランゲ1をひと回り大きくしたこのタイムピースも、各表示をオフセンターで配置しつつ、それぞれが重ならない絶妙なレイアウトを継承。象徴的なデイト表示の存在感をしっかりと押さえた、ランゲ1の個性までを完璧に再現している。手巻き。PTケース。ケース径41㎜。問/A.ランゲ&ゾーネ 03-3288-6639

輝かしい季節に似合う色気あふれるタイムピースたち

IWC

ポートフィノ・ハンドワインド・エイトデイズ(左)

シンプルさで長年人気を博してきた「ポートフィノ」は、ここ数年でバリエーションが増えてきた。このタイムピースは自社製手巻きムーブメントが自動的に停止するまでの192時間(8日間)正確に作動。9時位置にある表示で、パワーリザーブの残り時間を確認できる仕組みだ。実用性を高めながらも文字盤全体のバランスは絶妙。IWCらしさは健在だ。手巻き。SSケース。ケース径45㎜。問/IWC 0120-05-1868

OFFICINE PANERAI

ラジオミール  1940 スリーデイズ アッチャイオ-42mm(PAM00574)(右)

伝統のクッション型ケースに、ライトグリーンのアリゲーターストラップの組み合わせ。その斬新なスタイルが目を引く。視認性を高めているサンドイッチ文字盤をはじめ、3日間のパワーリザーブ機能を備えながら厚さ3.85㎜の薄型、自社製手巻きムーブメントなど、パネライならではの高度な技術が随所に注がれている。手巻き。SSケース。ケース径42㎜。問/オフィチーネ パネライ 0120-18-7110

ピュアな気持ちでパートナーを迎える心地よい時間…

JAEGER-LECOULTRE

ビッグ・レベルソ

「レベルソ」は、スクエアケースのシンプルかつエレガントな風合いを持つ、ブランドを代表する時計のひとつ。風防の破損を防ぐために考案された、ケースが反転するモデルが名高い。アールデコの美学が息づくデザインは、誕生から80年以上経つ現在でも色褪せることはなく、独自性と普遍性を併せ持つ数少ない1本だ。手巻き。PGケース。ケースサイズ42.2×26㎜。問/ジャガー・ルクルト 0120-79-1833

優美なフォルムはドレスアップに格好のアクセント

ORIS

アートリエ スケルトン

クラシックで上品な意匠と薄型のケースが目を引く「アートリエ」は、ブランドのなかでも特にドレッシーなライン。このスケルトンモデルは、ケース開口部から精緻なムーブメントの鼓動が眺められ、そのメカニズムに思わず見入ってしまう。アールデコ調のデザインとパーツの動き、ステンレススティールブレスレットの調和が美しい1本だ。自動巻き。SSケース。ケース径40㎜。問/ユーロパッション 03-5295-0411

紳士の腕もとでしっかりと主張する至高のアートピース

PATEK PHILIPPE

ノーチラス Ref.5980/1(左)

船の舷窓に着想したというケース形状で、1976年に誕生した「ノーチラス」は、エレガントさが漂うスポーツモデルの代表的な存在。高貴なスタイルはクロノグラフにも継承され、このモデルには同じシルエットのカフリンクスがペアとなっている。紳士の腕元を飾るにふさわしい完成されたアートピースだ。自動巻き。RGケース。ケース径(10時-4時方向)40.5㎜。カフリンク(205.6057R5)¥630,000

カラトラバ Ref.5297(右)

「カラトラバ」といえば、その純粋な造形美によりラウンドフォルムの腕時計の古典として世界中に知られている。洗練されたエレガントさ、ブランドを象徴する美しさで、多くの愛好家を虜にしてきた。68個ものダイヤをあしらったこのモデルにも、唯一無二の美しさは見て取れる。落ち着きと華やかさをあわせ持つ稀有な存在だ。自動巻き。WGケース。ケース径38㎜。問/アワーグラス 銀座店 03-5537-7888

腕時計は人を魅力的に見せる最高の武器

BELL & ROSS

BR123 ゴールデン ヘリテージ

アンティーク時計と1940年代の航空機をモチーフに「ゴールデン ヘリテージ」は誕生した。ドーム型のガラス風防、目盛り付きのベゼル、肉厚なカーフストラップ……。過去のモデルに敬意を払いつつ、単にデザインを摸しただけでなく、歴史的な背景や技術の面でクラシックな意匠を表現。そのモダンなデザインは、ベル & ロス流の美しさが漂う。自動巻き。SSケース。ケース径43㎜。問/オールブルー 03-5977-7759

Styling/Eiji Ishikawa Photo/Takeshi Hoshi Hair&Make/Reina Model/Juan Barbarich(donna)  Text/Satoshi Takahashi、Ryo Ohtake(Horlogerie)

2015年11月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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