“ 篠原ともえ ” TOMOE SHINOHARA

90年代に個性あふれるファッションで“シノラーブーム”を巻き起こし、現在はデザイナーとして国際的な賞を受賞する活躍を見せている篠原ともえさん。時計に合わせて自らデザイン、製作した衣装をまとう篠原さんが時計に感じる思いとは。

“祖母の時計が私の手に力をくれる”

私は時計にさまざまな思いを抱いています。一つはジュエリーのような思い。時計と服がお互いの魅力を引き立て合って、装いがさらに華やかになるからです。私は普段からインスピレーションを受けたり、アイデアが浮かんだりするとすぐメモして自分の中にチャージしています。

それが源泉となってデザインが生まれ、衣装などのかたちになっていく。今回、マニッシュな中にも気品を感じるウブロの時計を見て、ムクムクとイメージが湧き出てきました。そこで、自作の版画をテキスタイルにし、衣装に仕立てました。

実際に身に付けたら、時計も服も喜んでいる感覚が伝わってきて私も嬉しくなり、カメラのシャッターに合わせて自然と体が動いていました。白い「ビッグ・バン」の艶めきはすーっと心が落ち着く感じがしましたし、黒い時計は小ぶりだけど甘すぎず、アクティブな女性の姿が重なった。

いつもの自分とは違う一面を引き出してくれるのも時計の魅力だと思います。

そしてもう一つ、私が時計に感じているのはルーツを象徴するものだということ。私がものづくりを始めたのは着物のお針子だった祖母と洋裁好きな母の影響です。特に祖母の着物を譲り受けた時の感動は忘れられません。

見えない部分にもこだわりがうかがえる丁寧な仕立てで時代を経ても美しさに満ちていたのです。私も祖母のように3世代にわたって受け継がれるものを作りたい。そう思って芸能活動をしながらデザインの仕事に取り組んできました。


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神秘的な輝きをまとう日本限定モデル
ビッグ・バン オールホワイト ダイヤモンド マザーオブパール
マザーオブパールが艶めく文字盤とダイヤモンドを二重に配したベゼルが光の加減によって様々な表情を見せる。細いラインが施されたラバーストラップがしなやかにフィット。日本限定。クォーツ。SSケース。ケース径38mm。132万円。問LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロTel.03-5635-7055

着物から着想を得て、ドレープなどを生かして四角い生地を余すことなく使う、環境に配慮した服作りに力を入れている篠原さん。白い生地に版画で描いたモノクロの四角い世界が浮き立ち、丸くて無垢な「ビッグ・バン オールホワイト ダイヤモンド マザーオブパール」と絶妙なコントラストを生み出している。


その祖母の形見に受け継いだのが腕時計。とても大切にしていたそうで、その使い込んだ質感も愛おしく、祖母が生きた時間を共有しているような気持ちになる。手に力が伝わってきて、背中を押してくれるような心強さを感じるんです。

だからデザインのプレゼンなどの勝負の時には必ず着けて臨んでいます。16歳でデビューして以来、歌手役者タレントとさまざまな表現活動をしてきましたが、40歳になるにあたってデザインに集中したいと決意。お仕事を休んで母校で服作りを学び直し、2020年には会社を立ち上げました。

今はまだ駆け出しだし、洋服のデザイナーとしての仕事が多いですが、今後は制服やプロダクト、空間のアートディレクションにも挑戦していきます。そんな中で世代を超えて大切にしてもらえる時計も生み出せたらうれしいですね。


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気分や装いに合わせて色彩豊かな個性を楽しむ
ビッグ・バン ワンクリック スチール ダイヤモンド

ベゼルとインデックスのダイヤモンドが凛然たるオーラを放つ2022年の新作。特許を取得した「ワンクリックシステム」採用のストラップは付け替え簡単で、カラーも豊富(別売)。自動巻き。SSケース。ケース径33mm。170万5000円。問LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロTel.03-5635-7055

「ビッグ・バン ワンクリック スチール ダイヤモンドには、黒をベースに色味を加えた服を合わせたい」と、篠原さんが描いたのは大ぶりなリーフ。生地に「あなたはどうなりたいの?」と話しかけながら作り上げたというセットアップの軽やかさが、エレガントかつしなやかなウブロの個性を引き立てる。

Profile
1995年歌手デビュー。文化女子大学(現・文化学園)短期大学部服装学科卒業。歌手・女優活動を経てテキスタイル・衣装デザイナーとして活躍し、アーティストのステージ衣装等を多数手がける。2020年にクリエイティブスタジオ「STUDEO」を設立。22年にはデザイン・ディレクションを手がけた革の着物が世界的な広告賞「ニューヨークADC賞」で銀賞・銅賞の2冠達成。

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