HG TOPICS Vol.22

OMEGA

最初期のクロノグラフウォッチを忠実に再現したスペシャルエディション

数ある復刻モデルの中でも、他とは一線を画すスペシャルなモデルがオメガから発表された。今から105年前の1913年に製作された“世界で最初のクロノグラフ腕時計”を復刻した「ファースト オメガ リスト-クロノグラフ リミテッド エディション」だ。

搭載される「キャリバー3018」は、オメガの自社ミュージアムが所蔵する希少なアンティークピースから取り出され、同社の特別工房「アトリエ・トゥールビヨン」の時計職人たちが修復したもの。

ホワイトエナメル製の文字盤、ブルーのエンパイア針、バックが開閉式のハンターケースやリベット打ちストラップも、オリジナルモデルのデザインやディテールを踏襲している。

その一方でドーム型風防には両面無反射コーティングのサファイアクリスタル、リューズにはオメガ独自の18Kセドナゴールドを採用するなど現代の技術も導入されている。

ハンドメイドのレザートランク型ボックスに収められたこのモデル。販売数はわずか18本だ。
オメガお客様センター 問03-5952-4400手巻き。18KWG&18Kセドナコールドケース。ノヴォナッパ・レザーストラップ(交換用ストラップ2本付属)。30m防水。トラベルポーチと特製ブックレットも付属。ケース径47.5mm。価格は1503万3600円。

「18ライン クロノグラフキャリバー」は懐中時計用に開発された手巻きのシングルプッシュクロノグラフムーブメント。美しく完璧にレストレーションされ、開閉式のケースバックから鑑賞できる。

A.LANGE & SÖHNE

トゥールビヨンモデルにエナメルダイヤル仕様が登場!

ドイツ時計の最高峰から時計ファン垂涎の限定モデルが登場した。リューズを引くと秒針が止まるストップセコンド機構と秒針を0位置に戻すゼロリセット機構を搭載し、秒単位まで正確な時刻合わせが可能な世界初のトゥールビヨン腕時計「1815トゥールビヨン」の特別エディションだ。

通常はシルバー無垢製の文字盤に代わり、高温焼成エナメル製ダイヤルを採用。その結果、ケース厚が0.2㎜増えて11.3㎜となっている。古典的な技術と最新のメカニズムが融合したこのモデル。限定数はわずか100本。さりげないが価値ある逸品だ。A.ランゲ&ゾーネ 問03-4461-8080

6時位置にあるワンミニッツトゥールビヨン機構に、秒針とトゥールビヨンの動きをレバーで止める特許のストップセコンド機構(写真下)を搭載。世界限定100本。手巻き。プラチナケース。アリゲーターストラップ。ケース径39.5㎜。シースルーバック。2325万2400円。

RICHARD MILLE

タフなル・マン クラシックに捧げるレーシングクロノグラフ

リシャール・ミルは時計界屈指の車好き。2002年からはモータースポーツ史に輝く名車たちが「ル・マン24時間」の舞台サルテ・サーキットを疾走する世界最大のクラシックカーイベント「ル・マン クラシック」のオフィシャルパートナーも務めている。

そしてこの秋、レースを記念し、人気のRM 11-03 シリーズから「RM 11-03 ル・マン クラシック」が限定で登場した。シリーズ初のホワイトセラミックスケースにブリティッシュ・レーシンググリーンの文字盤やリューズが映える。今秋発売予定。リシャール・ミル 問03-5511-1555

ムーブメントはRMAC3を立体構造にしたバージョンだ。シースルーバック。世界限定150本。自動巻き。ATZホワイトセラミックス&カーボンTPT®ケース。ケースサイズ49.94×44.5㎜。予定価格は2300万4000円。

2018年9月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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