“ 白石 美帆 ” MIHO SHIRAISHI
“時計は自分と向き合うことの大切さを教えてくれる”
スポーツキャスターをしていた20代の頃、時計はお守りのような存在でした。オリンピックやFIFAワールドカップの現場を駆け回り、限られた時間で試合の臨場感を伝えなければならないなかで、手元に時計があると心強く感じられたものです。でも、その後、俳優としての仕事が増えると、衣装に着替えることもあって時計を身に着ける機会が減ってしまった。
再び時計を着けるようになったのは数年前のことです。結婚、出産を経て上の子が幼稚園に入った時に一つの区切りを迎えられたように感じて、その思いを刻もうと時計を購入したんです。新しい時計を手にして思い出したのは、中学の入学記念に時計をもらった時の大人の世界に足を踏み入れたような誇らしくもあり、身の引き締まるような気持ち。手首に感じるその重みが母としての自信を授けてくれるのです。時計には自分を新たな人生のステージへと引き上げてくれるパワーがあるのかもしれません。
「パンテール ドゥ カルティエ」も気持ちを高めてくれる時計ですね。落ち着いた風合いのゴールドがシックな装いに華と品格を添えてくれる。
Cartier
金色の方気品あふれる繊細なゴールドの輝き
パンテール ドゥ カルティエ
気高くしなやかな豹をモチーフにしたコレクション「パンテール」の2024年の新作。砂粒のような繊細な質感のゴールド文字盤が特徴的で、周りにあしらわれたダイヤモンドが無垢な煌めきを添える。手首にフィットする5連リンクのブレスレットにも市松模様の優美な加工が施された、上品な美しさが際立つジュエリーウォッチ。クォーツ。18KYGケース&ブレスレット。ケースサイズ30mm×22mm。448万8000円。㉄カルティエ カスタマー サービスセンター☎0120-1847-00
一方の「タンク フランセーズ」はカジュアルにも楽しめるのが魅力的。普段はゴールド系の時計やジュエリーが多いんですが、このモデルは色味が統一されていて肌なじみが良く、幅広いファッションにフィットすると思います。
区切りを迎えて少し余裕が生まれたので、最近は自分の時間を大切にしています。テニスを楽しんだり、刺繍などのものづくりに没頭したりと、わずかな時間でも好きなことをすると心身が満たされて明日への活力になるからです。
そして、そんな時間の大切さに気付かせてくれるのも時計。ついついせわしなく過ごしてしまいがちな毎日の中でふと時計を見る瞬間って、立ち止まって自分と向き合う機会を与えてくれているように思う。そうやって“今”という時を自分らしく重ねながら、さらなる新しいステージの扉が開く日を楽しみにしています。
Cartier
洗練美を追求した日本限定の特別モデル
タンク フランセーズ
2023年にフルモデルチェンジをして話題の「タンク フランセーズ」。ケースとブレスレットの一体感を高めたフォルムがエレガントで着け心地もなめらか。今年登場したこのモデルはリューズにムーンストーンを配し、インデックスや針をグレートーンで統一した洗練されたデザイン。やや大きめのサイズでユニセックスで楽しめる。日本限定。クォーツ。SSケース&ブレスレット。ケースサイズ32mm×27mm。75万3500円。㉄カルティエ カスタマー サービスセンター☎0120-1847-00