ジェンダーレス、ジェンダーフリー時代のペア・ウォッチの「新しい考え方、選び方」

2024.12.09

クリスマスや年末年始、そして結婚記念日など思い出に残したい日は、大切な人にプレゼントを贈って絆を深める絶好のチャンス。年配の方の中には、この季節になると、クリスマスプレゼントを題材にしたアメリカの作家オー・ヘンリーの、相手を思い遣るカップルを主人公にした短編小説「賢者の贈り物」を思い出す方もいらっしゃるのでは。

そしてこの季節、いつでも着けられて長く使える時計は、大切な人にぴったりの贈り物のひとつです。もし、時計をプレゼントするなら、自分へのご褒美も兼ねて、思い切ってペアウォッチを購入してはどうでしょうか。

ペアウォッチというと、まず頭に浮かぶのが、メンズモデルと女性のために同じデザインで小さめ＆ドレッシーなモデルをセットにした「ペアモデル」。時計ブランドからは毎年、趣向を凝らしたペアモデルが登場します。ひと目でペアとわかるし、サイズ感もテイストもカップルにはぴったりです。

でもジェンダーレス&ジェンダーフリー時代の今、ジェンダーについて多様なあり方を認めるのと同様にペアウォッチの概念も、これまでのイメージにとらわれずにもっと自由に考えて、多様な選び方をしてみてはどうでしょうか。

たとえばふたりが、同じコレクションから選ぶことにこだわらず、同じブランドからそれぞれ、好みのモデルを選んで購入するのも、納得＆満足できる選び方ではないかと思います。

また、大切な人とペアで時計を楽しむなら、ぜひ知っておきたい2つの大きなトレンドが時計業界にはあります。そのトレンドのひとつが「小さめサイズ」。一流時計ブランドが、ケース径が34㎜から36㎜前後の小さめモデルを“ジェンダーレス・モデル”と位置付けて積極的に展開していること。そしてもうひとつのトレンドが、これまでなかった、鮮やかなカラー文字盤が、続々と登場していることです。この2つのトレンドから、これまでなかったペアウォッチの「新しい考え方、選び方」ができるようになりました。

たとえば、ジェンダーに関係なく、ふたりで同じサイズの同じモデルの文字盤違いを選ぶ。色違いのその時計を、ときどき交換して着けてみる。
男女のように腕周りのサイズが大きく違っても、多くの時計ブランドが採用しているブレスレットやストラップがワンタッチで交換できるシステムの時計なら、そんな「共有して楽しむ」こともできます。さあ、あなたなら大事な人と、どんなペアウォッチを、どんな風に楽しみますか？