【FUJITAKA】“ FUJITAKA”のコンセプトショップがOPEN

ゆったりとくつろぎながら、好みのカラーやデザインについて相談できるオーダーサロン。正面にはFUJITAKA ファクトリーと繋がる大画面モニターが設置されている。

東京、浅草橋といえば江戸の時代からの職人気質の問屋町。JR総武線「浅草橋」東口から徒歩約5分という好立地に “ジャパンメイド” としてこれまで人気を博してきたファクトリーブランド “FUJITAKA” の初のコンセプトショップがオープンした。

1941年の創業以来、厳選された上質な素材を使い、日本の技術・日本の感性を継承してきた一流の職人達が、目に見えないところまで細部に至り心を配って丹念につくり上げる「鞄」。それこそがジャパン・モダン・ブランド「FUJITAKA」だ。

その旗艦店として登場したFUJITAKA TOKYO。内装の一部をフジタカのイメージフォーマットである鷹の矢羽根の柄を取り入れたアイアンや埋め込み棚の壁を左官の仕上げにするなど。日本の職人の匠の技、意匠を取り入れることでモダンでシンプル、匠の息吹きを感じる店舗となっている。明るく、トーンアップされた1階のショップにはフラッグシップを象徴する鞄、財布、革小物など、男女、年齢を問わずに好感が持てるアイテムが揃えられている。そして2階。こちらにはハイエンドなモデルが並ぶのだが、注目したいスペースが二つある。まず一つが「サービスカウンター」。

自身の所有するFUJITAKAの商品を持ち込むと、クリームで革を磨き艶をだしてくれたり、スライダーの動き具合の確認、そして修理などのメンテナンスを行ってくれる。こうしたサービスは、長く使っていただくこと、使い続けていただくこと。つまり、サスティナブルな製品をつくり続けていきたいという企業ポリシーの表れでもある。さらにレーザー刻印機でイニシャルをその場で刻印してもらうこともでき、こちらはギフトとして購入するにも嬉しいサービスだ。

また、サービスカウンターでのケア作業を見る、その時間も楽しんでほしいという「カフェサービス」が用意されているのも心地よい。二つ目のスペースは「オーダーサロン」。これまでパターンオーダーなど、体験イベントは行ってきたが、今回ファクトリーブランドならではの体験ができるサロンが登場した。特にユニークかつ最新的なことが大阪にあるFUJITAKAファクトリーの職人やデザイナーとオンラインで相談、注文できることだ。高級素材の中でも最高級の「クロコ」のバッグも好みのカラーでオーダーできるのだという。

オーナーからの声をオーダーサロンで聞き、デザイナー、職人が次の商品を創造できること。それは“ジャパンメイド” FUJITAKAをより世界に躍進させる種子であり、大きな美しい花を咲かせることになるだろう。

FUJITAKAファクトリーとライブ中継でリアルに確認できる「クロコ」の画像。

1.サービスカウンターのある2F。ミシン糸や革の色見本が、ファクトリーブランドFUJITAKAを演出。2.鞄、財布、革小物、1点1点それぞれが主役として引き立つよう設えられた1F。

最近注目を浴びているのが「バッグ×スカーフ」の組み合わせ。
スカーフを使ってバッグを華やかにコーディネートする新感覚の鞄の楽しみ方だ。お気に入りのスカーフでカジュアルに街中で装い、フォーマルにしたいときには外して首もとをドレスアップできる。

トーノ レザーブリーフバッグ A4 NAVY
ブランドのアイコンを表現した高級感のあるカードホルダーが付属。内部のパイプ芯や補強芯材にも革を使用した贅沢な仕立てとなっている。特殊なマチ付き構造のアオリポケットは、使い易さを追求したこだわりの仕立てだ。横38cm×高さ29cm×マチ10cm。29万7000円。

FUJ ITAKAオリジナルスカーフ J aunty(ジョンティ)
石川県小松市の工場で織られたシルク生地を使用、きもののまちで有名な新潟十日町の技術でつくりあげられたオーセンティックなドット柄。日本製シルク100%。1万1000円

Information Contact
FUJITAKA TOKYO
☎︎03-3861-6276
FUJITAKA 公式サイト:https://fujitaka-japan.com/

Edit & Text: Keiji Yamada

2024年9月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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