祝!新元号 『令和』に最初に買うべき 腕時計この3本。
いよいよ平成から令和の時代へと突入しました。
元号が変わった新鮮な気分の今、何か記念となるものを手に入れたいと思う人も多いはず。令和限定のコカ・コーラを飲んだり、限定スニーカーを買ってみるのもいいのですが、それは一過性の消費に過ぎません。そこでオススメなのが機械式時計です。
機械式時計は人生の節目で購入する人が多いので、いろいろと自分の気持ちにアンカリング(ひっかかり)をしてくれるモデルがいろいろとあるのです。秋には増税も控えているので、少し背伸びした時計を手に入れるタイミングかもしれません。
そこで、令和に最初に手に入れたい厳正時計3本をご紹介します。
グランドセイコー 「エレガンスコレクション スプリングドライブ20周年記念モデル」
改元は世界的に見ても、現代では珍しいシステムで自然と日本というルーツを見つめ直す機会も増えるでしょう。そこで最初に挙げられるのは国産時計の雄であるグランドセイコーです。こちらは独自機構のスプリングドライブ誕生の20周年を記念したモデル。
ダイヤルは雪の模様を模したデザインで、日本独自の自然の美を取り入れています。ちなみに英国のロイヤルワラントと異なり、日本では皇室御用達の持ち物は一切公開されていません。
しかし天皇のご家族は「一度購入したものは壊れても修理して最後まで使い続ける」という伝統があるそうで、このグランドセイコーの中身に搭載されるスプリングドライブは、機械式とクォーツ式の良いところを併せ持つ機構で正確かつ長く使えるところがその伝統に合致しています。
日本の美とセイコー独自のテクノロジーを兼ね備えるこのモデルは、日本人の心に訴える令和の時代にふさわしい時計といえます。
「エレガンスコレクション スプリングドライブ20周年記念モデル」。280万円(税別)。手巻き。18KYGケース。ケース径38.5mm。2019年7月発売予定。問セイコーウオッチお客様相談室 Tel.0120-061-012
パテック フィリップ 「カラトラバ Ref.5196」
平成から令和へ変わったとき、良いものは次の時代にも伝えていきたいし、受け渡していきたいと思った人も多いでしょう。パテック フィリップはまさにそうした想いを実践している時計ブランドです。
古い時計が故障して、その不具合部分が現在ではストックのないパーツでも、金属の塊から削り出してパーツを作り、修理してくれる驚くべきアスターサービスを整えています。そのため世代を超えて時計を受け継ぐことができる数少ないブランドなのです。
このカラトラバはシンプルな3針タイプで、丸型時計の規範を作ったモデルとして、どんなに時が経っても色あせることのない永遠の定番モデル。ですので、時代を跨いだ令和元年だからこそ、改めて時計の魅力を再確認でき、手に入れるべき価値のある時計といえます。
「カラトラバ Ref.5196 」。220万円(税別)。手巻き。18KYGケース。ケース径37mm。問パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel. 03-3255-8109
ウブロ 「クラシック・フュージョン フェラーリ GT 3Dカーボン」
最後は、新しい時代を予感させるウブロとフェラーリのコラボモデルです。ウブロは平成の時代に最も成功した時計ブランドのひとつです。それは新しいデザインやケース素材などを積極的に取り入れ、時計の新しい可能性を示してくれました。
このフェラーリモデルも正面からでは見えにくいですが、ダイヤルとベゼルの間にすき間が空いていて、ビスとリューズ部分でムーブメントを支えている近未来的なデザインとなっています。
またケース素材は3次元繊維によるポリマーマトリックスコンポジットで作られた3Dカーボンで、独特な質感を持つハイテク素材です。そしてムーブメントにはダイヤルからコラムホイールが覗くウブロ自社開発製造のウニコムーブメントが搭載されます。この前衛的なデザインといい、先進的な素材といい、令和という新時代にふさわしい時計です。
「クラシック・フュージョン フェラーリ GT 3Dカーボン」。289万円(予価)。自動巻き。3Dカーボンファイバーケース。ケース径45mm。世界限定500本、9月発売予定。問ウブロ Tel. 03-5635-7055