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トリック トゥールビヨン マニュファクチュールの知識と技術の結晶

新しく幕が開けた FHH 主催のウォッチズ&ワンダーズで発表する 2020 年の新作は、研ぎ澄まされたウォッチメイキングの真髄を体現する『トリックトゥールビヨン』。修復の仕事が教えてくれた先代の発想を、パルミジャーニ・フルリエらしくアウトプットしたオートオルロジュリは、まさにメゾンの創造力を体現した時計です。

超薄型ムーブメントのPF517は、プラチナ製マイクロローター、コート・ド・ジュネーブ装飾が施されたブリッジ、そしてフライングトゥールビヨンで構成されています。それは、マニュファクチュールの熟練時計師による、綿密な研究をもとに開発されました。

可能な限りスリムにするために、トゥールビヨンはムーブメントのメインプレートに組み込まれています。トゥールビヨンが7時に配置されているのは、午前7時8分に生まれた創業者ミシェル・パルミジャーニへの敬意の表れです。

トゥールビヨンの幻惑的で惹きつけられる動きは、スレートカラーのダイヤルに刻まれたギョーシェのライスグレイン(米粒)模様と同調しています。古代ギリシャ建築のドーリア様式の柱を土台としたレッドゴールドのケースに収められ、トリックコレクションに共通するローレット加工されたゴドロンのベゼルが特徴です。

槍型の時分針はケースと同様レッドゴールド、ストラップにはエルメス社製のハバナカラーのアリゲーターストラップが組み合わされています。ミシェル・パルミジャーニがデザインした最初のケースが、トリックでした。そして、トリックは 1996 年に自身の名を冠したブランドの創立と同時に発表されました。

新しい『トリックトゥールビヨン』は、トリックコレクションの他のオートオルロジュリモデルと同様に、時計を生み出す時計師として、また偉大な作品の修復に携わってきた修復師として、ミシェル・パルミジャーニの生涯にわたる学びを表しています。

修復の仕事で出逢うのは、昔つくられた機械的な驚異で、その多くが独特な想像力でデザインされていて、多くの謎を秘めているものです。パルミジャーニ・フルリエは、修復を通していくつもの謎を解き、製作された当時の歴史を想い、現代の感覚で再び想像することで、作品をつくり続けています。

トリック トゥールビヨン レッドゴールド/スレート

リファレンス:PFH479-1600200-HA1241
ジャンル:メンズ オートオルロジュリ
本体価格:14,950,000円
25本限定

ケース

【サイズ】:直径 42.8 mm [厚さ]9.45 mm [リューズ]6 mm
【ガラス】:反射防止加工のサファイアクリスタル
【ケースバック】:サファイアクリスタル シリアルナンバーの刻印、「EDITION LIMITEE X/25」

ダイヤル

【カラー】:スレート
【仕上げ】:ライスグレイン模様のギョーシェ
【インデックス】:18Kローズゴールド

夜光塗料つき槍型

キャリバー

【機能】:時/分/秒/60秒トゥールビヨン
【パワーリザーブ】:48時間
【振動数】:3Hz – 21,600振動/時
【石数】:29石
【部品数】:207
【サイズ】:32.0 mm [厚さ]3.4 mm
【装飾】:コート・ド・ジュネーブ/面取りされたブリッジ
【ローター】:プラチナ製マイクロローター/バーリーコーンのギョーシェ

ストラップ

【ブランド】 エルメス
【カラーと素材】 ハバナカラーのアリゲーター
【バックル】 18Kレッドゴールドアルディヨンバックル

防水

30m

パルミジャーニ・フルリエ

時計師であり修復師である創業者ミシェル・パルミジャーニの名を冠した時計メゾンは、1996年にスイス、ヴァル・ド・トラヴェールのフルリエに誕生しました。時計製造の関わるすべてに会社をグループ内に保有し、 95%以上を自社で製作するマニュファクチュールです。そのため、製造工程の隅々までが自社でコントロールされ、またグループに属さない独立性を大切にし、自由な創造を可能にしています。パルミジャーニ・フルリエの個性の根幹となる過去の傑作の修復の仕事は、遥かな未来においても修復するに値するタイムピースであることを理念としています。それは、ミシェル・パルミジャーニの人生、彼を支える有能な人々、そしてなにより、過去の作品から大胆に未来をつくり上げるマニュファクチュールとしての試みがひとつになった成果です。

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