HORLOGERIE CAR Vol.31

心が浮き立つ、2台のニューカマー

CADILLAC XT4

いま、気心の知れた仲間や家族だけで出かけられるクルマでの移動が改めて注目されている。キャデラックより、旅行から買い物までオールマイティに楽しめる2台のニューモデルが登場した。


XT4TOP画像/ラインナップは、ラグジュアリーな「プレミアム」、トップグレードの「プラチナム」、そしてスポーティな「スポーツ」の3モデルとなる。
スライド左/スマートフォンとも連携するタッチスクリーン式の液晶画面は、タブレット端末のように直感で操作可能。次世代型のワイヤレスチャージングで、スマートフォンを素早く充電することもできる。
スライド右/室内の広さは後席、荷室ともにクラストップレベル。ラゲッジスペースは最大で1385ℓまで拡大する。

CADILLAC XT4

値段 ¥5,700,000~
全長 4605mm
全幅 1875mm 
全高 1625mm
車両重量 1760kg
エンジン形式 2ℓ直列4気筒DOHCターボ
最高出力 230ps/5000rpm

CADILLAC CT5

コンパクトSUVのキャデラックXT4が加わることで、キャデラックのSUVのラインナップが完成した。コンパクトSUVは全世界的に人気のカテゴリーであるけれど、キャデラックXT4はライバルたちとは一線を画しているように思える。それはなぜか?

一般に、小型の実用車をSUVのスタイルに仕立てるのがコンパクトSUV作りの常道だ。ところが日本仕様のキャデラックXT4を見ると、全モデルがフルタイム4輪駆動と9速ATを備えた本格派で、BOSEサウンドシステムなども標準で装備する。

つまり小型車をふくらませたのではなく、プレミアムSUVの性能とラグジュアリー性をコンパクトなサイズに凝縮したのが、キャデラックXT4なのだ。そしてもう1台、ルーフが美しい弧を描き、トランクの造形と一体化するキャデラックCT5のような後ろ姿を、「ファストバック」と呼ぶ。

空気を後方にきれいに流してスピーディに走ることをイメージさせると同時に、優美なたたずまいとなるスタイルだ。キャデラックCT5は、まさにスポーティな走行性能とエレガンスを両立したモデル。デザインという言葉の語源がラテン語の「Designar」で、アイデアや考えを形にする、という意味であることを思い出した。

同じように、LEDを用いた先鋭的なフロントマスクも、高度なテクノロジーを内に秘めていることを造形で表現している。独創的な造形美は、このクルマの中身も表現しているのだ。


CT5TOP画像/ライフスタイルに合わせて、ラグジュアリー系の「プラチナム」とスポーツ系の「スポーツ」の2モデルから選ぶことができる。前者が後輪駆動、後者が4輪駆動となる。
スライド左/レザーやウッドなどの本物の素材を丁寧に設えたクラフツマンシップと、高解像度10インチタッチスクリーンに代表されるハイテクが見事に融合したインテリア。
スライド右/居住スペースの広さはこのクラスで随一。座席にベンチレーション、ヒーター、マッサージの機能が備わる。

CADILLAC CT5

値段 ¥5,600,000~
全長 4925mm
全幅 1895mm 
全高 1680mm
車両重量 1760kg
エンジン形式 2ℓ直列4気筒DOHCターボ
最高出力 240ps/5000rpm

Information Contact

GMジャパン・カスタマーサービスセンター
TEL: 0120-711-276
https://www.cadillacjapan.com/

Text:Takeshi Sato

2021年3月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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