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リヴェラーノ & リヴェラーノに世界の富裕層が続々オーダー!今、ビスポークが愛される理由とは?

イタリアを代表する伝説の店
リヴェラーノ & リヴェラーノはイタリアの古都フィレンツェに店を構えるビスポークを中心に展開するメゾン。世界中の洒落者を虜にしている伝説のテーラーである。今回はそんなリヴェラーノ & リヴェラーノのショップマネージャーの大崎さんに話を伺った。

リヴェラーノ & リヴェラーノはビスポークからスタートしたブランドですが、実際にお店があり、現在工房には職人が10名ほど在籍しています。ビスポークの特徴は、ゼロから形を作ること。まず生地を裁断してお客様の体型に合わせて2回仮縫いをし、最終パターンからジャケットを作るという流れになります。

一部の平易な部品を除いて、ジャケットは一人のベテランの職人が最後まで全てを縫い上げるので、1年半から2年ほどかかります。

ピスポークを好む若い世代の増加
数年ぶりに世界各地でトランクショーを行なっていますが、コロナ前よりオーダー数は増えています。世界的に見ると若い世代のお客様が増えています。せっかくジャケットをオーダーするなら、長く着られる良いものを作りたい、という欲求が強くなっているのではないでしょうか。

職種的には経営者や弁護士、医師が多い印象ですが、普段ジャケットを着る必要がある方というより、好んでジャケットやスーツをお召しになる方がほとんどです。この数年の巣篭もりで、健康的にスマートになられた方、あるいは太ってしまったという方も多く、いずれにしても作り直しされるお客様のニーズは世界的に増加しています。

ピスポークは回数ごとに完成度が増す
ビスポークは最初に作ったものが必ずしも最良というわけではありません。何着か作ることで職人とお客様がお互いを知り、完成度が高まります。これがオーダーの面白さです。

同じパターンを使いながら仕上がりが変わるのは、職人の技術力はもちろん、その時のトレンドなどが加味されて、職人がほんの数ミリ縫い方を変えてくる。前回より良いものを作りたいという気概の上に、そうした細かな仕事を積み重ねていくと、1着のジャケットが大きく変化します。

その時に作ったジャケットはもう二度と作ることのできないマスターピースです。こうした点が量産できる工業製品的なジャケットと大きく異なります。

すぐ着いた方には既製品が最適
先述した通り、ビスポークは完成までに1年半から2年ほどかかります。そこまで待てないというお客様のニーズに応えるべくスタートしたのが、RTW(レディトゥウェアー/既製品)です。イタリア・フィレンツェ本店で既製品がスタートしたのは2018年。

リヴェラーノ & リヴェラーノのテイストをまず知りたい、すぐに着てみたいというお客様や、既存モデルでは体型に合わないという方が多いです。現在、展開している既製品は、シングル、ダブル、タキシード、ショールカラーの4型ほど。こちらをベースにご試着いただき、RTW(レディトゥウェアー)として展開しています。

既製品とは言いながら、芯地や縫い目の微妙な丸みなど、細かな部分はリヴェラーノ & リヴェラーノでしかできない仕事がしっかりと反映されています。そのため既製品をお求め頂いた方の満足度もとても高いようです。それでもやはりビスポークしたい方には、日本ではトランクショーとしてオーダー会を、現在、年4回大阪の店舗を中心に開催しています。

今後は大阪2回、東京2回の開催を予定しています。イタリアに渡航しなくても、リヴェラーノ & リヴェラーノの世界を体感されたいお客様や、オーセンティックでいながら、他にはないジャケットやスーツをお探しの方は、足を運んでみてはいかがでしょう。

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1.トランクショーで来日したリヴェラーノ & リヴェラーノのテーラー、レオナルドさん。

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2.レオナルドさんが持参する縫製セット。無駄のない収納に熟練感が感じられる。

3,4,5.アントニオ・リヴェラーノさんが創業したイタリア・フィレンツェの本店。美しい光が入る。

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6.日本国内でオーダーが可能な、RTW(レディトゥウェアー/既製品)。ラペルや肩周りに、リヴェラーノ & リヴェラーノのスーツの特徴が窺える。59万4000円

左がテーラーで、アントニオ リヴェラーノスクールのインストラクターも務めるレオナルドさん。ベテラン職人のお一人。右がリヴェラーノ & リヴェラーノのショップマネージャーである大崎貴弘さん。イタリア歴20年。現在は日本とイタリアを行き来しながら活躍中。

Information Contact
リヴェラーノ & リヴェラーノ 大阪
大阪府大阪市中央区北浜3-2-4
Tel:06-6222-3000
https://liverano.jp
お問い合わせ先:info@liverano.jp
Instagram:@liveranoosakaofficial

Text:Hiroyuki Horikawa

2023年3月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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