【ZEGNA 】新しく生まれ変わったゼニアの新アイコン
ゼニアが新しく生まれ変わった。創業当時の理念を継承しつつ、現代的にリブランディングを遂げ、新たに展開しているアイコンとなるアイテムがこちらの3つ。シャツジャケット、オアジカシミヤニット、トリプルステッチTM スニーカー。いずれも厳選されたマテリアルからモダンに昇華されている。こちらのアイテムを通じて、新たなゼニアの魅力をお届けする。
今、新生ゼニアが話題だ。中でも一般的なカシミヤと一線を画す「オアジカシミヤ」を使用した、「オアジカシミヤ コレクション」に注目が集まっている。この「オアジ(OASI)」とは、ゼニアが保有する自然保護区「オアジ・ゼニア」を由来とする。
「オアジ」とはオアシスを意味し、創業者であるエルメネジルド・ゼニアが1930年代に始めた環境回復プロジェクトに端を発するもの。未来を見据えたようにエルメネジルドはオアジ・ゼニアを設立するために道を切り開き、本社を構え、アトリエや紡績工場もこのエリアに開発するに至る。
当初、切り開かれた道は、現在232号線として地域の住民生活を支える重要な道となっている。素材作りにおいても同様に徹底している。原毛から糸を生成し、生地として織り、製品を発表している。こうした工程を一貫して行うブランドは、現在非常に稀有である。一貫生産によるクオリティコントロールをしながら、カスタマーと自分達を取り巻く環境への敬意が込められている。それは今もなお創業者の意思を受け継ぐものと言えよう。その意思を未来に繋げる試みが行われている。
ゼニアは2024年までに商品に採用する「オアジカシミヤ」の完全なトレーサビリティ認定を目指しているというのだ。そんな新しいゼニアを象徴するのが、今回紹介する3つのアイテム。従来のカシミヤとは異なる着心地のオアジカシミヤを贅沢に使い、アイコニックでモダン、かつスポーティなアイテムたち。
まずは新生ゼニアの定番とも言えるシャツジャケット。カッチリしすぎず、カジュルながらも高級感が漂い、羽織るだけでスマートに見えるデザインが特徴だ。同系色のパンツと合わせてワントーンで着用すればモードな雰囲気が漂う。足元はシューレースを廃し3本のクロスバンドとしたスニーカー。カジュアルな着こなしはもちろん、セットアップやスーツにも着用できる汎用性の高さも見逃せない。
3つ目は、本命のオアジカシミヤを採用したニット。カシミヤは秋冬はもちろん、実はシーズンを問わず通年使えるアイテムだけに、最良のものを選択するというのもおすすめだ。発色のいい豊富なカラーバリエーションも大きな魅力。新生ゼニアは過去と未来、一つの地域と世界を結びつける、壮大な実験をスタートさせたばかりなのだ。
開放感のある銀座の新たなストア
左画像:ゼニアを代表するカラーといえば、ビキューナ。こちらはビキューナカラーの「ピュアリネン シャツジャケット」。随所にテーラリング技術が施され、スマートな見映えになる1着。17万6000円。
中画像:靴紐の代わりに、3つのクロスバンドを配したスリッポンスニーカー「トリプルステッチTMスニーカー」。軽量ラバーを採用し、柔らかなディアスキン(鹿革)をアッパーに採用。滑らかなフィット感が堪能できる。11万9900円。
右画像:最高に柔らかな肌触りの「オアジカシミヤリネン クルーネック」。肌触りが極上のオアジカシミヤにリネンをミックスした上質素材と飽きのこないシンプルなデザインが魅力。16万8300円。
左画像:2022年銀座並木通りにオープンした店舗は、総面積350㎡と開放感のあるデザインが特徴。ホワイトを基調とした店内は心地良く、時間を忘れて買い物が楽しめる。
右画像:メード・トゥ・メジャーエリアでは、スーツやジャケットはもちろん、ニットやカジュアルなシャツまでもオーダー可能。ゼニアのテーラリング技術が堪能できる。
ワントーンでコーディネートされたアイコニックのトルソー。
「オアジカシミヤ クルーネック」は、極上の肌触りに加えて、多彩な色彩が魅力。
Information Contact
ZEGNA GINZA STORE
東京都中央区銀座6-6-7
Tel:03-5114-5300(ゼニア カスタマーサービス)
公式サイト:ZEGNA 公式サイト
メール:customercare.japan@zegna.com
Instagram:@zegnaofficial
Text:Hiroyuki Horikawa
2023年3月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)