• HOME
  • ブログ
  • FASHION
  • 【FUJITAKA】自社工房の一貫生産。圧倒的な希少性を誇る クロコダイルのトートバック

【FUJITAKA】自社工房の一貫生産。圧倒的な希少性を誇る クロコダイルのトートバック

シンプルなトートバッグにして、表革にはクロコダイルを、ライニングには牛革を使用したバッグ。ストラップが付属しているので、手持ちと肩掛けの2WAYが楽しめる。こちらはFUJITAKAのヴァーチャルストア「FUJITAKA XREARIUM(フジタカ リアリウム)」でオーダー可能。横40㎝×高さ30㎝×マチ13㎝ 176万円

高級素材とされるクロコダイルは、世界的に高価な理由がある。牛革に比べて圧倒的に供給量が少ないこと。ワシントン条約により、野生のクロコダイルが製品になることはほぼなく、製品として流通しているほとんどが養殖のクロコダイルだ。ただし獰猛なワニの性格上、お互いに傷づけ合うことが多く、傷のない皮を採取するのが非常に難しい。また皮の染色が特殊なため専門的な技術を要し、皮革として凹凸があるため縫製も難しく、こちらも専門的な技術が必要とハードルが高いのが実情だ。

しかも、バッグとなると大ぶりの一枚革が必要となるので、その希少性はさらに高まる。そうした点をすべてクリアしたバッグは非常に貴重であり、他にはない格別なオーラを感じるだろう。こちらの「FUJITAKA」のトートバッグは、希少なクロコダイルの革を使用し、表面、裏面とも継ぎのない一枚革で作られた贅沢な一品。革の中心から左右均等に広がる美しい腑模様が圧倒的だ。

しかも今回のバッグは無形文化財に指定されている阿波正藍染法で染色されている。阿波正藍染法とは徳島県阿波地方の藍を使った伝統ある発酵健技法による染色。こちらはジャパンブルーとも称され、時間と手間をかけた染色法により、使えば使うほど奥行きのある味わい深い色合いに変化していくのが特徴。

また、見た目以上に機能性を確保してるのが、FUJITAKAのバッグの特色でもある。シンプルなトートバッグだが、内側まで牛革が張られ、ジップ付きのポケットや底鋲など、微に入り細を穿っている。それはFUJITAKAが国内でも珍しい熟練の職人が一貫してハンドメイドでバッグを製作できるファクトリーを持っているため。実用性と希少性を備えた稀有なバッグ、この機会にぜひご体験を。

左右対称に並ぶ贅沢なセンター取りで仕上げた一枚革のボディ。一つ一つのクロコダイルの腑模様と、深みある藍染の色合いが圧倒的な美しさ。

貴重品をしっかり収納できるジップ付きのポケットを装備。

バッグの内側や底板、グログランテープにも牛革を使用した贅沢ぶり。

本体が直接地面につかないよう、きちんと底鋲を配している。

イケテイヴィラ東京 
Tel.03-3861-6276
FUJITAKA 公式サイト:https://fujitaka-japan.com/

Edit&Text:Hiroyuki Horiakwa
Photo:Tetsumi Hachiya(hachiya studio)

2023年6月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

関連記事一覧